イーサリアム(ETH)の買い方・始め方は？買うタイミングも解説

現在、ビットコインに次いで時価総額2位を誇る暗号資産（仮想通貨）である「イーサリアム（ETH）」。将来性に期待して購入を検討しているが、イーサリアムの買い方がわからない方も多いのではないでしょうか。

イーサリアムの買い方・購入方法は非常にシンプルなのですが、買うタイミングや注意点を把握していなければ大損してしまう可能性もあります。

そこで、本記事ではイーサリアムの買い方・購入方法、買うタイミング、注意点を解説します。これから発展が見込まれるDeFiやNFTの構築基盤となっているイーサリアム。今後も目が離せない仮想通貨のため、イーサリアムへの投資を考えている方はぜひ最後までご覧ください。

イーサリアム（ETH）とは？

イーサリアム（ETH）は、ビットコインに次ぐ人気を誇る仮想通貨です。スマートコントラクトや分散型アプリケーション（DApps）のプラットフォームとしても知られ、今後も普及が期待されているおすすめの仮想通貨となっています。

＊2024年7月22日時点（CoinMarketCap調べ）

イーサリアム（ETH）の買い方・購入方法【6ステップ】

イーサリアム（ETH）の買い方・購入方法は、ビットコインの買い方と同じです。下記の6ステップで簡単に購入することができます。

1. アカウントの作成とログイン
2. 二段階認証（2FA）の設定
3. 資金の入金
4. Ethereumの購入
5. 購入完了とウォレット確認
6. イーサリアムの管理

以下では、おすすめの仮想通貨取引所の1つであるBybitを例に、イーサリアムの買い方・購入方法の各ステップを詳しく解説します。

1. アカウントの作成とログイン

まず、Bybitの公式サイトにアクセスし、アカウントを作成します。メールアドレスや電話番号、パスワードを入力して登録を完了させてください。すでにアカウントを持っている場合は、ログインします。

2. 二段階認証（2FA）の設定

登録が完了したら、セキュリティ強化のために、二段階認証を設定していきましょう。Google AuthenticatorやSMS認証を使用して、アカウントを保護します。自身の資産を守るためにも、怠らずに設定するのがおすすめです。

3. 資金の入金

イーサリアムを買い方手順を進めるためには、Bybitのアカウントに資金の入金が必要です。

入金方法は以下の通りです。

1. Bybitのトップメニューから「資産」タブをクリックし、「入金」を選択。
2. 表示される通貨リストから、入金する通貨（例えば、USDTやBTC）を選択。
3. 入金アドレスが表示されるので、そこに他のウォレットや取引所から資金を送金。

4. イーサリアムの購入

資金が入金されたら、いよいよイーサリアムを購入します。入金が反映されるまで、少し時間を要することがあります。通常であれば数分〜10分程度で完了しますが、反映されない場合は問題が発生している可能性も考えられるため、カスタマーサポートに連絡するようにしましょう。

Bybitにおけるイーサリアムの買い方・購入方法は以下の手順で進めてください。

1. Bybitのトップメニューから「トレード」を選択し、取引画面に移動。
2. 左側のペアリストから「ETH/USDT」などのイーサリアムの取引ペアを選択。
3. 取引画面で、「買い」オプションを選択し、購入したい数量を入力。ここでは、成行注文（現在の市場価格で即時購入）や指値注文（指定した価格での購入）を選択。
4. 購入条件を確認し、「買い」ボタンをクリックして注文を確定。

5. 購入完了とウォレット確認

注文が成立すると、イーサリアムがあなたのBybitウォレットに反映されます。取引履歴やウォレット残高を確認して、購入が正常に完了していることを確認してください。

6. イーサリアムの管理

購入したイーサリアムはBybitのウォレットに保管されますが、長期保管やセキュリティの観点から、ハードウェアウォレットや別の信頼できるウォレットに移動することを検討しても良いでしょう。

これで、Bybitでのイーサリアムの購入手順は完了です。何か不明点や問題があれば、Bybitのサポートセンターへ問い合わせるようにしましょう。

イーサリアム購入におすすめの取引所

イーサリアム（ETH）の買い方・購入方法におすすめの仮想通貨取引所を5つ紹介します。

• Bybit（バイビット）
• KuCoin（クーコイン）
• OKX（オーケーエックス）
• Bitget（ビットゲット）
• MEXC（エムイーエックスシー）

それぞれ独自の特徴と利便性を持っているため、自分の取引スタイルやニーズに合ったプラットフォームを選んで、安心してイーサリアムを購入するようにしましょう。

Bybit（バイビット）

2018年に設立したBybit（バイビット）は、完全日本語対応の仮想通貨取引所です。インターフェースも使いやすく、イーサリアムを初めて取引する方でも問題なく利用できます。また、口座開設が簡単で手数料も低く、リップルをはじめとする取り扱い銘柄が多いことから、日本人のみならず世界中で愛用されています。

Bybit最大の特徴はコピートレード機能。コピートレード機能とは、マスタートレーダーと呼ばれる、実績豊富なトレーダーの取引をコピーできる機能のことです。取引が初めてでもマスタートレーダーをフォローするだけで24時間自動でトレードをコピーしてくれます。

KuCoin（クーコイン）

KuCoin（クーコイン）は、シンガポールで2017年に設立されたおすすめの仮想通貨海外取引所の1つです。KuCoinのスマホアプリは、使い勝手がいいと非常に好評。トレーダーは、好きなタイミングで好きな場所から取引ができます。利用者数は世界中で3000万人を超えるほどの人気ぶりです。

KuCoin最大の特徴は、独自のKCSコインをベース通貨とするブロックチェーン、「KuCoin Community Chain（KCC）」。KCCでは、NFTやメタバースなどのプロジェクトが多数開発されています。Web3.0に興味がある方には特におすすめです。

また他にも、KuCoinは他の多くの取引所と異なり、コールドウォレットで資産を管理しています。コールドウォレットは完全にオンラインから隔離しているため、サイバー攻撃やハッキングなどの詐欺から資産を守ることができるため、セキュリティを特に重視したい方にもおすすめです。

OKX（オーケーエックス）

OKX（オーケーエックス）もまた、モバイルアプリが特に好評の取引所です。Apple Storeでは4.8、Google Playでは4.7の評価を獲得。2014年に設立された、数ある取引所の中でも老舗にあたるOKXは実績と信頼を兼ね備えるとして世界中に多くの愛用者を抱えています。

過去には取引高が世界2位になったこともあるほど。また、セキュリティ対策も万全で、具体的にはコールドウォレットや二段階認証、アカウントロックなど、複数の対策を施してユーザーの資産を守っています。

OKXは「OKX Japan」という日本法人を設立して、OKCoinJapanという取引所も運営。OKCoin Japanは、金融庁の許可を受けて日本でも合法的に運営しているため、日本人でも安心して利用できます。

Bitget（ビットゲット）

アルゼンチン代表の世界的なサッカー選手、リオネル・メッシが公式アンバサダーを務めるBitget（ビットゲット）。2018年に設立されて以降、特に初心者に優しい取引プラットフォームであると人気を集めている仮想通貨取引所です。

先物取引の分野では世界トップ3を誇ります。取扱銘柄も800以上と申し分なく、国内取引所では取り扱われていない通貨を取引可能です。手数料は低く、セキュリティ対策も万全と、初めてのイーサリアム取引でも安心して利用できます。

また、保有することで取引手数料の割引やIEO、仮想通貨プレセールへの参加権が得られる独自のトークン「BGB」を発行していることから、長期での利用もおすすめできます。

MEXC（エムイーエックスシー）

MEXC（エムイーエックスシー）は、取扱銘柄2000以上を誇る世界最大級の取引所の1つです。国内取引所で取り扱う銘柄はおおよそ20種類程度。仮想通貨ICOなどのチャンスを逃している場合も少なくありませんが、MEXCでは心配不要です。

MEXCもまた、独自のトークン「MX」を発行する取引所の1つで、保有することで様々な特典を受けることができます。手数料の割引はよくあることですが、MEXCでは、MXを保有することで仮想通貨エアドロップへの参加権を獲得可能です。エアドロップは大きな利益を得られるチャンスですので、ぜひ保有して参加することをおすすめします。

イーサリアム（ETH）の特徴と仕組み

以下では、イーサリアム（ETH）の特徴と基本的な仕組みについて詳しく解説します。

スマートコントラクト

イーサリアム最大の特徴は、スマートコントラクト。スマートコントラクトは、ブロックチェーン上で自動的に実行される契約のことです。ある特定の条件が満たされると自動的に実行されます。第三者の仲介や手続きを必要としないため、改ざんなどの不正の心配も要らず、透明性ある公平な取引が可能となります。

分散型アプリケーション（DApps）

イーサリアムは、分散型アプリケーション（DApps）の開発プラットフォームとしても非常に人気があります。DAppsとは、中央集権的なサーバーではなく、ブロックチェーン上で動作するアプリケーションのこと。イーサリアム上で開発することにより、アプリケーションの耐障害性やセキュリティが強化され、ユーザーのプライバシーもより安全に保護されます。

エコシステムの多様性

イーサリアムのエコシステムは非常に多様で、様々なプロジェクトやトークンが存在。DeFi（分散型金融）プロジェクトやNFT（非代替性トークン）、メタバースなど、多岐にわたる分野でイーサリアムが活用されています。これらの分野は今後、ますます成長が見込まれているため、イーサリアムの価値も向上すると期待されています。

イーサリアム2.0への進化

イーサリアムは、イーサリアム2.0へ段階的にアップグレード中。同アップグレードで最も大きな進化は、プルーフ・オブ・ワークス（PoW）からプルーフ・オブ・ステーク（PoS）への移行です。エネルギー効率の向上やスケーラビリティの強化を目的としてアップデートされました。実際に、取引スピードやエネルギー消費の削減に成功。エネルギー消費に関しては、最大で99.95%の削減を達成しました。

トークンの発行と管理

イーサリアムは、ERC-20トークンの発行と管理が容易にできるプラットフォームです。様々なプロジェクトが独自のトークンを発行し、資金調達やプロジェクトの実現を図ることができます。ERC-20トークンの標準化により、互換性の高いアルトコインが数多く誕生して、多くの成功を収めています。

過去に価格が爆上げしたタイミング

イーサリアムは過去に、何度も価格が爆上がりをした仮想通貨です。これまでに価格が大きく上昇したタイミングを知ることで、今後の購入すべきタイミングを推測できるようになるでしょう。

2017年の仮想通貨バブル

2017年末にかけて、ビットコインをはじめとする多くの仮想通貨の価格が急激に上昇。このバブルは数多くのアルトコインを含め、市場全体の関心と仮想通貨への投資が急増したためです。イーサリアムも例外ではなく、2017年1月に約8ドルだった価格が12月には1400ドル近くにまで上昇しています。

2020年のDeFiブーム

2020年には分散型金融（DeFi）が急速に成長。多くのDeFiプロジェクトがイーサリアムブロックチェーン上で展開され、これに伴いイーサリアムの需要が高まりました。

結果として、2020年初めに約130ドルだった価格が12月には約750ドルに上昇しました。

2021年のビットコインの大幅上昇

2021年の初めにはビットコインが史上最高値を更新。これに連動する形で数多くのミームコインを含め、イーサリアムも価格が上昇しました。2021年1月に約730ドルだった価格は5月には約4000ドルに到達。この時期は機関投資家の参入や広範な市場の関心が背景にあります。

2021年のNFTブーム

2021年にはNFT（非代替性トークン）のブームが起こり、柴犬コインをはじめとする多くのNFTマーケットプレイスがイーサリアムブロックチェーン上で運営されました。イーサリアムの取引が急増し、価格が再び大幅に上昇。特に3月から5月にかけて、NFT関連の取引が活発化し、大きな価格の上昇を見せました。

2022年のEthereum 2.0への期待

Ethereum 2.0への移行が進む中、ステーキングの需要が増大。これにより、2022年初頭には価格が一時的に上昇しました。特に、主要なアップデートやマイルストーンの発表前後には価格が顕著に上昇する傾向が見られました。

2023年11月の先物ETF承認

2023年11月には米国証券取引委員会（SEC）がイーサリアム先物ETFを承認。この承認により、機関投資家がイーサリアムに投資しやすくなり、価格が上昇しました。

2023年のShanghaiアップグレード

イーサリアム2.0への移行の一環として2023年4月に実施されたShanghai（Shapella）アップグレードでは、イーサリアムのスケーラビリティを改善し、トランザクション効率が向上。このアップグレードにより、ステーキングされたETHの引き出しが可能となり、価格は一時的に2,100ドルに達しました。

2024年5月の現物ETF承認

2024年5月には米国証券取引委員会（SEC）がイーサリアム現物ETFを承認しました。これにより、さらに多くの機関投資家がイーサリアムに投資しやすくなり、価格が上昇する要因となりました。

イーサリアムの将来性

イーサリアムはその高い市場シェアと広範な利用用途から、将来性は明るいでしょう。Ethereum 2.0への移行やThe Mergeの成功により、スケーラビリティとエネルギー効率が大幅に向上。

さらに、DeFi（分散型金融）やNFT（非代替性トークン）の成長に伴い、イーサリアム上での取引やプロジェクトが急増しています。最近では、2023年11月に先物ETFが承認され、2024年5月には現物ETFも承認されるなど、機関投資家からの関心も高まっています。

イーサリアムを買うタイミングはここ！

購入のタイミングを見誤れば、大損しかねないのが仮想通貨。ここでは、イーサリアム（ETH）を購入すべきタイミングを紹介します。

• 市場の調整後
• 大きなアップデートやプロジェクトの発表前
• 仮想通貨市場全体が活況を呈している時
• テクニカル分析の買いシグナルが出た時
• 2025年（次の仮想通貨バブルが期待される時期）

しかし、紹介するタイミングで購入しても必ずその後に伸びることを保証しているわけではないため、必ずあなた自身で調査して、確信したタイミングでイーサリアムの買い方・購入方法を実行しましょう。

市場の調整後

イーサリアムを購入する最適なタイミングの1つは、市場が調整を経た後。価格が一時的に下がることで、割安で購入できるチャンスとなります。過去の高値から一定のパーセンテージが下落した時などのシグナルなどを見逃さないようにしましょう。

大きなアップデートやプロジェクトの発表前

イーサリアムは定期的に大規模なアップデートや新しいプロジェクトを発表します。例えば、Ethereum 2.0のような重要なアップデートが予定されている場合、その発表前に購入すると価格上昇の恩恵を受けられる可能性が高くなります。

仮想通貨市場全体が活況を呈している時

ビットコインの価格変動は、市場全体へ大きな影響を与えます。ビットコインをはじめとする主要な仮想通貨が全体的に価格上昇している時期には、イーサリアムも同様に価格が上がる傾向があるということです。市場の勢いを捉えて購入することで、大きな利益を狙えます。

テクニカル分析の買いシグナルが出た時

テクニカル分析は、過去の価格動向や取引量を基に将来の価格を予測する手法です。移動平均線のクロスオーバーは重要なシグナルの1つ。短期移動平均線が長期移動平均線を上抜ける「ゴールデンクロス」は買いシグナルとされます。

また、RSI（相対力指数）も頻繁に使われる指標で、RSIが30以下の時は「売られ過ぎ」とされ、反発が期待されるため、上昇し始めると買いシグナルとなります。

長期的な投資戦略に基づいた定期購入

市場の短期的な変動に左右されず、長期的な視点でイーサリアムを保有したい場合は、定期的に一定額を購入するドルコスト平均法が効果的。市場の高値や安値に関係なく平均購入価格を低減できます。

2025年（次の仮想通貨バブルが期待される時期）

来年2025年は、次の仮想通貨バブルが期待されている年です。仮想通貨市場全体の価値の向上は、ビットコインの半減期から12〜18カ月後に発生するというサイクルが見られます。前回の半減期は2024年4月にありました。ここから12〜18カ月後の、2025年4月〜10月の間に次のバブルが発生すると期待されており、多くのトレーダーは準備をしています。

ビットコインの将来性は市場全体に影響を与えるため、今後の動向から目が離せません。

イーサリアム（ETH）購入時の注意点

イーサリアム（ETH）の買い方・購入方法にはいくつか注意すべきポイントがあります。特に注意すべきポイントは以下3つです。

• 価格変動（ボラティリティ）
• 税金・確定申告
• セキュリティ

注意点を把握していなければ、大損してしまう可能性も少なくないため、必ず目を通すようにしましょう。それでは、それぞれ詳しく解説します。

価格変動（ボラティリティ）

イーサリアムを含む仮想通貨市場は価格変動（ボラティリティ）が非常に激しいことで有名です。価格が急激に変動することも少なくありません。トレーダーは短期間で大きな利益を得る可能性がある一方で、大きな損失を被るリスクがあるということです。

価格変動は市場の一般的に需要と供給、規制の変更、技術的な進展、そして市場全体の感情によって影響されます。特に、ニュースやソーシャルメディアでの情報が価格に直接影響を与えることが多いです。常に最新の市場情報をチェックし、価格変動に対するリスク管理を徹底するようにしましょう。

税金・確定申告

仮想通貨取引で出た利益には税金がかかることがあります。例えば、日本では年間20万円以上の利益が出た場合、確定申告が必要です。仮想通貨の利益は雑所得として課税され、累進課税が適用されます。

適切な税務申告を行わないと、ペナルティや追加の税金が課される可能性があるため、仮想通貨取引を行う際には、税務専門家に相談し、正確な記録を保持することが重要です。

セキュリティ

仮想通貨はデジタル資産であるため、セキュリティが非常に重要です。ハッキングや詐欺のリスクを最小限に抑えるために、信頼できる取引所やウォレットを使用するのがいいでしょう。

二段階認証（2FA）の導入や、ハードウェアウォレットの利用など、追加のセキュリティ対策を講じることが重要です。

また、フィッシングなどの詐欺にも注意が必要。公式サイトや信頼できる情報源からのみアクセスするように心がけましょう。自分の資産を守るためには、最新のセキュリティ情報を常に把握し、適切な対策を取ることが不可欠です。

イーサリアム（ETH）の買い方に関するよくある質問