ブルームバーグは14日、OpenAIが2025年1月にコンピュータを操作してタスクを自動化するAIエージェント、「Operator」をリリースする予定と報じた。
ブルームバーグによると、このツールはリサーチプレビューとして開発者向けのAPIを通じて提供される見込みだ。
Operatorとは?
OpenAIが「Operator」と呼ばれる新しいAIエージェントのローンチに近づいている模様。
ブルームバーグの報道によれば、OpenAIはこのAIエージェントツールを1月にリサーチプレビューとして提供し、開発者向けのAPIを通じてアクセス可能にする計画。
Operatorは旅行の予約やコードの記述など、人間の代わりにコンピュータを使って行動を起こす能力を持つとされる。
関係者によると、OpenAIは複数のエージェント関連プロジェクトを進めており、その中でもOperatorが最も完成に近いとのこと。
このエージェントは、ウェブブラウザでタスクを実行する能力も持つと伝えられている。
ChatGPTの開発元であるOpenAIは、コメントの要請には応じていないようだ。
AIエージェント開発競争が激化
2週間前、OpenAIチームはRedditでユーザー向けの「Ask Me Anything」セッションを開催。
「GPT製品ラインの次のブレークスルーは何か?また、予想されるタイムラインは?」という質問に対し、同社のサム・アルトマンCEOは、「より良いモデルを開発していくが、次の大きなブレークスルーはエージェントになると思う」と答えた。
Operatorのリリースは、ユーザーのタスクを最小限の監督で完了できるエージェントやAIソフトウェアに向けた業界全体の動きの一環と言える。
Microsoftは最近、Copilotというエージェントツールセットを導入。これにより、数回クリックするだけでドキュメントの比較やファイルの要約などが可能になる。
10月にはAnthropicがチャットボットClaudeに新機能「Computer Use」を追加。この機能ではAIがユーザーのPCを制御できるようになり、パブリックベータ版としてコンピュータ使用を提供する最初のAIモデルとなる。
GoogleもまたAIエージェントのリリースを準備しているとの噂がある。
AIエージェント開発競争はますます激化している。