本記事では、ベーシックストラテジーについてわかりやすく解説しています。ブラックジャックでベーシックストラテジーを実践したい方は、下記を参考にして下さい。
ベーシックストラテジー とは
ベーシックストラテジーは、膨大な数のシミュレーションや統計データをもとに、プレイヤーが最も良い判断を下せるように設計されたガイドラインで、ブラックジャックの攻略法として利用されます。
この表は、プレイヤーの手札の合計とディーラーの見えているカード(アップカード)に基づいて 、ヒット、スタンド、ダブルダウン、スプリットなどの選択肢の中からどのアクションを取るのが最も有利かを示しています。
運要素が大きいブラックジャックですが、ベーシックストラテジーを正確に実行することで、プレイヤーの勝率を大きく向上させます。
ブラックジャック ベーシックストラテジーのメリット・デメリット
ブラックジャックのベーシックストラテジーのメリットとデメリットには、次の点が含まれます。
メリット
- 長期的にハウスエッジを最小限に抑えれる
- 他の必勝法と比べると比較的簡単
- 表があるので初心者でも利用しやすい
- 一定の期待値で安定した結果を得やすい
デメリット
- カジノのルールによって効果が変化する
- 確実に勝てるわけではない
ベーシックストラテジーは、他の必勝法・攻略法と比べると、覚えるルールなどもなく初心者でも簡単に取り入れやすい戦略といえます。
特にオンラインカジノのブラックジャックで利用する場合は、ベーシックストラテジーの表を見ながらプレイができるため、簡単に実行することが可能です。
ただし、ルールが異なるテーブルでは、ベーシックストラテジーの効果も異なる点に注意です。例えば、ディーラーのヒットやスタンドのルール、またはダブルダウンの制限があるテーブルなどでは、戦略の有効性が変わる可能性があります。
また、理論的にな最適な戦略ですが、ギャンブルである以上、確実な勝利を保証するものではないことを理解しておきましょう。
ベーシックストラテジー 表の見方
以下に、ベーシックストラテジー 表の見方を解説しています。
ベーシックストラテジーには主に3種類あり、プレイヤーの最初の2枚のカードに応じて、利用する戦略が決まっています。
ベーシックストラテジーの勝率・期待値
ベーシックストラテジーの利用の有無に関わらず、ブラックジャックの平均的な勝率(期待値)は以下となります。
勝率(期待値) | |
ブラックジャック | 平均約42.22% |
ベーシックストラテジーに基づいてプレイする場合には、勝率が上がる可能性ももちろんありますが、必ずしも平均勝率を上回る保証はありません。
期待値の計算式
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期待値は、ゲームを長期間プレイしたときに「平均してどれだけの利益や損失が得られるか」を示す値です。
これはプレイヤーが賭けた金額と、その金額に対する勝率に基づいて計算されます。
例えば、プレイヤーが1回のゲームに100円賭けて、勝率が49%だった場合(ベーシックストラテジーあり)の期待値は以下の通りです。
- 勝った場合の配当は100円(ブラックジャックの場合は150円)
- 負けた場合は100円を失う
期待値=(0.49 × 100円)+(0.51 × -100円)= 49 – 51 = -2円 |
上記の場合の期待値は -2円となり、1回の賭けごとに平均して2円失うことを意味します。
勝率が高まれば高まるほど期待値が高くなるため、ベーシックストラテジーを使うことで勝率を最大限に引き上げることができるわけです。
ベーシックストラテジーで勝てない理由
ベーシックストラテジーを使うことで、プレイヤーの勝率や期待値は最大限に高まりますが、カジノのハウスエッジやゲームのランダム性により、必ず勝てるわけではありません。
カジノゲームの中でも、ハウスヘッジが比較的低いブラックジャックであっても、長期的に見ればカジノ側が有利になる仕組みであることは変わりません。
また、ブラックジャックでは、初めのカードが配られた後、プレイヤーが先にヒットやスタンドといったアクションを決めます。
この時点で、プレイヤーがバーストをすればゲームが確定するので、ディーラーはリスクを取らずに済む状況がプレイヤーよりも多いのです。
このカードを引く順序も、カジノ側が有利になっています。
ベーシックストラテジーの改良・応用編
ベーシックストラテジーには、さらに勝率を高めるための改良・応用編が存在します。
その中でも特に「カードカウンティング」は有名で、プレイヤーが使える最も効果的な戦術の1つです。
カードカウンティング
「カードカウンティング」はすでにテーブルに出たカードを数えることで、残りのデッキにどのカードが多く残っているかを予測し、アクションや賭け金を調整する方法です。
注意ポイント:
|
テーブルに出たカード | カウント値 |
---|---|
2.3.4.5.6 | +1 |
7.8.9 | 0(カウントしない) |
10.J.Q.K.A | -1 |
プレイヤーは、デッキが新しくなったタイミングで、数字のカウントを始めていきます。
低いカード(2〜6)はデッキに高いカードが残る可能性が高いことを指し+1とカウントします。高いカード(10、J、Q、K、A)が出ると-1、つまりデッキに低いカードが多く残ることを示します。
ディーラーは「17」がでるまで、ヒットし続ける必要があるので、カウントがプラスの場合、プレイヤーの有利な状況と言えます。このように、カードカウンティングは大まかな確率を導き出して、デッキに残っているカードを予測することで、勝率アップを期待できます。
本場カジノでは、メモやノートを取っていると注意されてしましますが、オンラインカジノであれば監視役もいないので、非常に相性のいい戦略法と言えます。
ベーシックストラテジーの覚え方
ベーシックストラテジーを効果的に覚えることで、ブラックジャックでの勝率を大幅に向上させることができます。以下では、ベーシックストラテジーを効率よく学ぶためのいくつかの具体的な方法をご紹介します。
1.特定のパターンで覚える
ベーシックストラテジーを効率よく覚えるためには、ハードハンド、ソフトハンド、スプリットの3つのシチュエーションをグループ化するのが効果的です
例えば、利用する戦略がハードタイプである場合、合計値が12以上のハンドはスタンドのアクションを取ると大まかに覚えます。スプリットの場合は、6以上はスプリットのアクションを取るなど、最初は基本的なアクションを決めておくことで、迷わずに選択できるようになります。
2.ベーシックストラテジーのチャートを活用する
本場カジノとは異なり、オンラインカジノでは手元にベーシックストラテジーの表を用意して、利用することが可能です。ストラテジー表を使いながら、何度かプレイすることで自然とアクションのパターンを覚えることができます。
ブラックジャック ベーシックストラテジーのやり方
以下、カジノでのブラックジャック ベーシックストラテジーのやり方を説明しています。
ブラックジャックゲームを開き、賭け金を設定する
遊びたいブラックジャックゲームを選択し、賭け金を設定して、「ディール」ボタンを押します。
ベーシックストラテジー表に沿って、純にハンドを決定する
1ターン目では、プレイヤーのハンドが「12」、ディーラーのアップカードが「3」です。
手札にAが含まれていないので、ハードハンド戦略を利用していきます。
プレイヤーが「12」、ディーラーが「3」の場合の、最も効果的なアクションは『H(ヒット)』となります。
「ヒット」を選択してゲームを続けます。
2ターン目では、プレイヤーの手札の合計値が「17」になりました。
プレイヤーが「17」、ディーラーが「3」の場合の効率的なアクションは『S(スタンド)』です。
「スタンド」を選択していざ勝負!
ここでは、ディーラーのもう一枚のカードがめくられます。
このテーブルではディーラーは、カードの合計値が17以上になるまでカードを引き続けます。
3+6+6+10=25 でディーラーのバストとなりました。
FAQ
ブラックジャックのベーシックストラテジーについてのよくある質問と回答は以下を参照して下さい。