「黄金樹の影」をクリアし、あの最終ボスとの激闘を経てもなお、物足りなさを感じているなら、PC版の美麗グラフィックでヤーナムの街に舞い戻る時が来たかもしれません。
Bloodborneファンはもちろん、ソウルライクゲームのファン全体が、PS4専用だったこのゲームのPC版リリースを切望してきました。デモンズソウルのようなグラフィックの大幅な改善への期待も高まっています。
宮崎英高氏がFromSoftwareの開発者たちも「BloodborneのPC版を望んでいる」と語ったにもかかわらず、実現の可能性は低いままでした。しかし、新たなELDEN RINGのMODを使えば、今すぐにその体験に近づけるのです。「GraceBorne」と呼ばれるこのMODは、ELDEN RINGの世界観を、Bloodborneの特徴である暗く血なまぐさい雰囲気に一変させます。
まだ「アルファ版」の段階ですが、GraceBorneには大きな可能性があります。まず目を引くのは、ELDEN RINGでおなじみの金色の色調が、メニューや世界の景観ともに灰色と黒に置き換えられていること。これだけでも、単なる資産の寄せ集めではなく、世界観を丁寧に再現しようとする姿勢が伝わってきます。
狩人を操作し始めると、ELDEN RINGの回避ロールではなく、Bloodborneのダッシュ回避が可能になっていることに気づくでしょう。さらに、攻撃的なプレイで失ったHPを回復できるラリーシステムも実装されており、Bloodborneならではのテンポの速い戦闘が楽しめます。
Bloodborneの武器や防具も多数追加されています(マヌスの兜まで登場)。剣や鎧に代わって、大鉈や長い黒いコートが登場し、ゴシックホラーの雰囲気を一層強めています。
一般的な敵やボスも多くが刷新され、よりBloodborneらしい敵に変貌しています。例えばマーゴットは、骨の剣を持つナズグルのような不気味な姿に変わっています。
さらに、ボス戦のBGMもBloodborneの楽曲に置き換えられており、これも素晴らしい演出です。明るい「狭間の地」から、ゴシックホラーの世界観溢れるヤーナムへの転換を見事に表現しています。
前述の通り、すべてがアルファ版の段階ですので、今後さらなる発展が期待できます。MODへのコメント欄では既に高評価が集まっており、今後の改良と追加が楽しみです。
GraceBorneはNexus Modsからダウンロードできます。ついにPC版Bloodborneの雰囲気を体験できるチャンスです。このMODを通じて、多くのプレイヤーが血に染まる狩りの夜の世界に没頭できることでしょう。