USDT(Tether/テザー)とは、時価総額でビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)に続いて3位にランクインするステーブルコイン。
世界初のステーブルコインで米ドルと連動するように設計されているため、価値が安定しているのが最大の特徴です。「ブロックチェーン上の法定通貨」となることを目的として開発されてました。しかし、以下のような疑問を抱えている方もいることでしょう。
- USDTが利用できるチェーンタイプは何があるの?
- USDTの買い方は?購入できる取引所はどこがおすすめ?
この記事では、USDT(テザーコイン)について解説します。特徴や仕組み、保有するメリットや危険性についても解説するため、USDTの購入を検討している方はぜひ最後までご覧ください。
USDT(Tether/テザー)とは?
USDT(Tether/テザー)とは、Tether Limitedによって発行されているステーブルコインです。
ステーブルコインとは、米ドルなどの法定通貨に価値を連動させることで、価格変動リスクを抑えることを目的とした暗号(仮想)通貨のこと。
USDTは、1USDTが常に1ドルの価値を持つように設計されているため、仮想通貨市場の中でも非常に安定した資産として利用されています。
発行元のTether Limitedは、USDTの発行に際して、米ドル準備金を保持することでその価値を裏付けています。仮想通貨取引や投資を行う際、価格の激しい変動に対するリスクヘッジとして多くの投資家に利用されているのが特徴です。特に、ビットコインやイーサリアムといった仮想通貨の価格が大きく変動する局面では、資産を一時的にUSDTに移すことでリスクを低減することができます。
USDTは今では、Web3.0や取引所、DeFi(分散型金融)市場など、様々な場面で基軸通貨としての役割を果たしており、仮想通貨市場における重要な存在となっています。
USDTの概要・基本情報 | |||
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名称 | Tether(テザー) | ||
ティッカーシンボル | USDT | ||
発行元 | Tether Limited | ||
価格(※) | ¥152.10 | ||
時価総額(※) | ¥18,298,803,734,526.08 | ||
時価総額ランキング(※) | 3位 | ||
公式サイト | https://tether.to/en/ |
※CoinMarketCap調べ(2024年10月27日執筆時点)
USDTとUSDCの違い
USDTの他に、USDC(USDコイン)と呼ばれるステーブルコインがあります。USDTとUSDCは、どちらも米ドルに連動するステーブルコインですが、いくつかの違いがあります。
USDTはTether Limitedによって発行され、取引量が多く仮想通貨市場で広く使われています。USDTは多くのブロックチェーンに対応している点も特徴の一つ。
一方で、USDCはCircleとCoinbaseが共同で発行。USDCは監査が定期的に行われているため機関投資家からの信頼が厚く、透明性と規制遵守に力を入れているのが特徴です。USDCは主にイーサリアムを中心に利用されています。
USDTとUSDCの違い | |||
---|---|---|---|
銘柄名 | USDT(Tether/テザー) | USDC(USD Coin/USDコイン) | |
発行元 | Tether Limited | CircleとCoinbaseが共同で発行 | |
設立年 | 2015年 | 2018年 | |
開発目的 | ブロックチェーン上で法定通貨として機能すること | 監査可能で透明なデジタルドルを提供すること | |
対応ブロックチェーン | 多数のチェーンに対応 | 主にイーサリアムなどの限られたチェーン | |
時価総額(※) | ¥18,298,803,734,526.08 | ¥5,280,253,931,279.96 | |
時価総額ランキング(※) | 3位 | 6位 |
※CoinMarketCap調べ(2024年10月27日執筆時点)
USDT(Tether/テザー)の特徴・仕組み
USDT(Tether/テザー)は、米ドルに連動するステーブルコインで、仮想通貨市場での価値安定手段として広く利用されているのが特徴です。メタバースやDeFiにおいて重要な役割を果たすなど、その特徴により他の仮想通貨と一線を画しています。特に大きな特徴には以下のようなものがあります。
- 米ドルに固定されている
- 複数のブロックチェーンに対応している
- ステーブルコイン市場の75%を占めている
- Tether Limitedによって発行・管理されている
それぞれ詳しく見ていきましょう。
米ドルに固定されている
USDTとは、米ドルにペッグされたステーブルコインです。常に1USDT=1ドルの価値を保つように設計されているのが、他の仮想通貨とは異なる特徴です。仮想通貨市場の激しい価格変動の中でも、価値が安定している通貨として広く利用されています。
特に仮想通貨のボラティリティが激しい状況では、投資家はリスク回避のために価値が安定しているUSDTに資産を移すことが多く、USDTは「デジタル版米ドル」として重要な役割を果たしています。その安定性からUSDTは、仮想通貨取引所や仮想通貨ICO、DeFi市場での基軸通貨としても活躍。市場が不安定な時期においても、USDTは法定通貨に連動しているため大幅な価格変動を抑えることができます。
複数のブロックチェーンに対応している
USDTは、その汎用性の高さから複数のブロックチェーンネットワーク上で発行されています。イーサリアム(Ethereum)、トロン(Tron)、ソラナ(Solana)、オムニ(Omni)など、様々なブロックチェーンに対応しているため、ユーザーは自分の目的に応じて最適なネットワークを選択可能です。取引手数料や送金速度など、ネットワークごとの特性に応じて柔軟に利用できるのもおすすめ仮想通貨である所以となっています。
例えば、イーサリアム上のUSDT(ERC-20)はDeFi市場で多く利用され、トロン上のUSDT(TRC-20)は低コストで高速な送金ネットワークとして広く普及しています。仮想通貨取引所やウォレット、さらにはDeFiプラットフォーム上での流動性を確保し、ユーザーにとって多様な環境での取引が可能です。
また、マルチチェーン対応の特徴により、USDTは他のステーブルコインと比べて取引量が圧倒的に多く、多くのユーザーからの信頼が厚いです。ブロックチェーン技術の柔軟性と、法定通貨の安定性を組み合わせたUSDTは、グローバルな仮想通貨市場において信頼できる価値の基盤として重要な役割を担っています。
ステーブルコイン市場の75%を占める
USDTはステーブルコイン市場において圧倒的なシェアを誇り、現在では市場全体の約75%を占める通貨となっています。USDTが単なるステーブルコインではなく、仮想通貨取引所における流動性の要として機能していることがわかるでしょう。多くの取引所では、USDTがミームコインを含む他の仮想通貨と交換される際の基軸通貨として頻繁に使用されています。
特にこの2年間で、USDTの供給量は約65億ドルから118億ドルに倍増。その発行量は1200億ドルを超えています。USDTは他の主要なステーブルコインに比べて取引量と流動性が非常に高い資産として世界中の投資家やトレーダーに支持され、他の主要なステーブルコインの追随を許していません。
Tether Limitedによって発行・管理されている
USDTは、Tether Limitedという企業が発行および管理している仮想通貨です。Tether Limitedは、USDTの発行に際して、その価値を米ドルで裏付ける準備金を保持しているため、1USDTが1ドルの価値を維持できるような仕組みとなっています。
USDT(Tether/テザー)のこれまでの価格推移
USDT(Tether/テザー)は、米ドルにペッグされたステーブルコインであり、その価格は基本的に1USDT=1ドルに固定されています。しかし、米ドル自体の為替レートが変動するため、日本円に対するUSDTの価格もそれに連動して変動します。
ここでは、これまでの価格推移とともにUSDTがどれだけ安定している仮想通貨であるかを見ていきましょう。
下記のチャートは、直近1年間の米ドル対日本円の価格推移です。
次に、同じ期間のUSDT対日本円の価格チャートを見てみましょう。
同チャートでも、USDTの日本円価格が米ドルとほぼ同じように動いていることがわかります。米ドルの変動に連動するため、USDTの日本円価格も安定的に推移。USDTが米ドルと連携していることが、チャートからも確認できます。
次に、USDT対USDの価格チャートを見てみましょう。
上記チャートでは、USDTが過去1年間にわたって、概ね0.999USDから1.001USDの範囲で推移していることがわかります。USDTは基本的に1USDT=1ドルを目指して価格が安定しており、大きな価格変動はほとんどありません。USDTがステーブルコインとして米ドルに強くペッグされている証拠です。
最後に、USDTがいかに安定しているのかをわかりやすく理解するために、ビットコイン対米ドルの価格チャートも確認しましょう。
ビットコインは、USDTとは異なり、非常に高いボラティリティを持つ仮想通貨です。ビットコインは、過去1年間で大きな価格変動を経験。最低価格は約29,000ドル、最高価格は約68,000ドルと、その差は約39,000ドルに及びます。
直近の1ヶ月間での最低価格がおおよそ58,000ドル、最高価格が約68,000ドルと、ここ1ヶ月の間にも10,000ドルの価格差があるのがわかります。
USDTは米ドルに強く連動しているため、価格の安定性が非常に高いです。特に、ビットコインのようなボラティリティの高い通貨と比較することで、USDTが仮想通貨市場においていかに信頼性のある安定した資産であるかがよくわかります。
USDT(Tether/テザー)を保有するメリット
USDT(Tether/テザー)は、仮想通貨市場で広く利用されるステーブルコインで、その安定性と使い勝手の良さから、多くの投資家に支持されています。USDTを保有することによる主なメリットは以下の通りです。
- 価格が安定している
- 多くのプラットフォームで基軸通貨としての役割を担っている
- DeFiでの活用に適している
それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。
価格が安定している
USDT最大の特徴は価格の安定性。仮想通貨市場が急激な価格変動に見舞われることが多い中、USDTは米ドルに連動しているため、他の仮想通貨のように急激な価格下落のリスクが低いです。仮想通貨市場はビットコインの今後に大きく左右されますが、主要な仮想通貨の価格が乱高下する際にでも、投資家はリスク回避の手段としてUSDTに資産を移す傾向があります。
安全資産としても信頼されており、市場が不安定な時期には、USDTの需要が増加します。取引所での取引や資産管理においてUSDTは重要な役割を果たしており、特に、柴犬コインなどの他の銘柄で短期的な価格変動のリスクを軽減したい投資家にとって非常に便利な選択肢となっています。送金や決済の際も価格が一定であるため価値の維持がしやすく、取引をスムーズに行える点も魅力です。
多くのプラットフォームで基軸通貨としての役割を担っている
USDTは多くの仮想通貨取引所で基軸通貨として機能しており、仮想通貨同士の交換や法定通貨への変換が非常にスムーズに行えるのが特徴です。多くの取引所では、USDTが他の仮想通貨と交換される主要なペアとして使用され、例えばビットコインやイーサリアム、アルトコインとの取引においてもUSDTが基準通貨として頻繁に利用されます。
他にも、仮想通貨プレセールの際にも基軸通貨として利用されているた、保持することでいつもで参加可能です。
さらに、USDTは多くの国際的な取引プラットフォームでも流通しているため、国際的な取引や送金にも非常に便利。トレーダーや投資家は複数の取引所間でのアービトラージ取引(価格差を利用した取引)を行いやすくなり、市場全体の流動性が高まります。特に、市場の大きな動向に応じて資金を迅速に移動させたい場合、USDTはその安定性と取引のしやすさから多くのユーザーに選ばれています。
DeFiでの活用に適している
DeFiの分野においても、USDTは重要な役割を果たしています。DeFiプロジェクトでは、USDTが担保として利用されることが多く、ローンの発行や、利回りを得るためのステーキング(仮想通貨を預けて報酬を得る仕組み)に使われています。DeFiエコシステムにおいて、安定した価値を持つUSDTは価格変動リスクが小さいため、トレーダーや投資家が安定した資産を運用したい場合に選ばれる傾向が高いです。
例えば、USDTを預けて年利で報酬を得るプラットフォームも多いため、リスクを抑えつつ安定した収益を狙うことができます。流動性マイニングや貸付サービスでもUSDTは広く利用されているため、利便性の高い通貨としてDeFi市場での需要が高まっています。
USDT(Tether/テザー)の危険性・リスク
USDT(Tether/テザー)には多くの利点がある一方で、いくつかのリスクも存在します。
- カウンターパーティ・リスクがある
- 大きな利益は見込めない
それぞれの危険性を詳しく見ていきましょう。
カウンターパーティ・リスクがある
USDTはTether Limitedが発行しており、その準備金が発行元であるTether Limitedに依存しているため、カウンターパーティ・リスクに注意する必要があります。
カウンターパーティ・リスクとは、取引や契約の相手方が約束通りに履行できなくなる可能性を指します。特に金融取引において相手が支払い義務や契約内容を果たせなくなるリスクのことです。
USDTの価値は、Tether Limitedが米ドルの準備金を適切に管理していることが前提です。準備金が十分に確保されていない場合や、発行元の財政状況が悪化した場合にはUSDTの価値が揺らぐ可能性があります。
特に過去には、USDTの準備金に関する透明性や、監査が十分に行われていないという指摘がなされ、USDTに対する信頼性が揺らいだ時期もありました。Tether Limitedはその後、定期的なレポートの発表や透明性の向上を図っていますが、依然としてカウンターパーティ・リスクは存在します。したがって、USDTを保有する際には、Tether Limitedの運営状況や準備金の報告について注視する必要があります。
大きな利益は見込めない
USDTは、ステーブルコインとして価格が安定している一方で、大きな値上がりによる利益を期待することはできません。上場予定仮想通貨のように、価格が急上昇する可能性がある仮想通貨とは異なり、USDTは常に1USDT=1ドルに近い価値を維持することを目的としているため、高いリターンを狙う投資には向いていません。
トレーダーにとって、USDTは短期的な資産保全や、仮想通貨市場での価格変動リスクを避けるための手段として非常に有効です。しかし、仮想通貨市場のボラティリティ(価格変動)を活用して大きな利益を狙うようなトレードスタイルには適しておらず、リスクを抑えた安定資産としての役割に留まります。
USDTは資産保全を優先する投資家にはメリットが大きいものの、大きな利益を狙いたい方は、爆上げしそうな銘柄から選ぶのがいいでしょう。
USDT(Tether/テザー)の将来性や今後の見通し
USDT(Tether/テザー)は今後10年間にわたるロードマップを発表しました。その計画はテクノロジーと金融の分野において大きな影響を与えるとされています。USDTのビジョンは、金融包摂や技術革新を推進することで、USDTおよびその他のデジタル資産の利用をさらに拡大することにあります。
以下にその主要な取り組みを詳しく解説します。
- 金融包摂の推進
- 安定したステーブルコインの提供と拡大
- 新しい技術分野への進出
- 規制とスケーラビリティの課題
金融包摂の推進
USDTは、今後10年間で新しいトークンを発行し、世界中の金融包摂を推進する計画です。特に、銀行サービスが利用できない発展途上国や経済的に不安定な地域に対して、デジタル通貨を通じて金融アクセスを提供することを目指しています。
グローバルな金融システムに新たな参加者を迎え入れ、経済的な機会を拡大することが可能になります。既にUSDTは350万人以上のユーザーに利用されており、今後も成長が期待できるおすすめ仮想通貨の1つです。
安定したステーブルコインの提供と拡大
USDTは、今後もUSDTをはじめとするステーブルコインの提供を強化し、さらなる安定性を確保することに注力します。加えて、米ドル以外のフィアット通貨(法定通貨)に連動する新しいトークンの導入を予定。
現在はUSDTが市場で最も利用されているステーブルコインですが、ユーロや人民元、その他の通貨に連動したトークンの導入を検討しています。ユーザーに多様な選択肢を提供し、グローバル市場での存在感をさらに高めようとしています。
新しい技術分野への進出
USDTは、ステーブルコイン以外の技術分野にも進出。AI(人工知能)やエネルギーの持続可能性、ブロックチェーン教育といった新興技術に対して積極的に投資を行っています。
具体的には、オープンソースのAIモデルの開発や、ブロックチェーン技術を活用した持続可能なエネルギーソリューションの提供を計画中。さらにブロックチェーン技術に関する教育プログラムを通じて、次世代の技術者やデジタルリテラシーを持つユーザーの育成を目指しています。
規制とスケーラビリティの課題
USDTは、各国の規制当局との連携を図りながら、ステーブルコインの普及を進めています。特に、デジタル通貨に関する規制の不透明さや、ステーブルコインが抱えるスケーラビリティの課題を解決に向けた取り組みを続けています。規制当局との協力により、透明性の向上とセキュリティの強化を進め、仮想通貨市場において信頼できる存在であり続けることでしょう。
USDT(Tether/テザー)の買い方・購入方法
ステーブルコインであるUSDT(Tether/テザー)を購入するためには、一般的な仮想通貨の買い方・購入方法と同様に、仮想通貨取引所を利用します。しかし、日本からはUSDTを購入できる取引所が限られているため、海外の仮想通貨取引所を利用することが多くなります。
ここでは、おすすめの海外仮想通貨取引所の一つであるバイビット(Bybit)を例に、USDTを購入する具体的な買い方ステップを詳しく解説します。
①:Bybitにアカウントを作成する
最初に、Bybitの公式サイトにアクセスして、アカウントを作成します。Bybitはグローバルに利用されている取引所で、多くの仮想通貨取引をサポートしており、日本語にも対応しているため、使いやすいプラットフォームです。
アカウント作成手順
- 公式サイトにアクセス:Bybitの公式サイトにアクセスします。
- 登録フォームに入力:「サインアップ」ボタンをクリックし、メールアドレスやパスワードを入力します。GoogleアカウントやApple IDでも登録が可能です。
- 本人確認(KYC)の実施:アカウント作成後、本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)をアップロードし、取引を開始するための「KYC(Know Your Customer)」プロセスを完了します。本人確認は法的に必要なプロセスで、アカウントの安全性も向上します。
②:日本円を入金する
アカウント作成が完了したら、次に日本円を入金します。Bybitでは、日本円を直接入金してUSDTを購入することが可能ですが、銀行振込やクレジットカード、もしくは他の仮想通貨を使っての入金方法にも対応。好みの方法を使って入金を完了させましょう。
入金手順
- ウォレットに移動:Bybitのダッシュボードで「アセット」タブを選択し、「入金」をクリックします。
- 日本円の入金方法:日本円の入金には以下の2つの方法があります。
- 銀行振込:Bybitが提携しているサービスを通じて銀行振込を行います。手数料が発生する場合がありますが、比較的スムーズに入金可能。
- クレジットカード入金:VISAやMastercardを使用して、日本円をクレジットカードで入金できます。この場合も手数料がかかる可能性がありますが、即時に入金されるのがメリット。
- 仮想通貨での入金:他の仮想通貨をすでに保有している場合は、それをBybitのウォレットに送金し、その後、USDTに交換することもできます。この方法は、USDTの送金手数料が低く、スピーディーです。
③:USDTを購入する
日本円や他の仮想通貨がアカウントへの入金が反映されると、USDTを購入する準備は完了。Bybitでは、現物取引市場やクイック取引を通じてUSDTを簡単に購入可能です。
購入手順
- 取引市場に移動:Bybitのダッシュボードから「取引」タブに移動し、取引ペアを選択します。日本円(JPY)での取引ができる市場や、ビットコインやイーサリアムなど他の仮想通貨とUSDTの交換が可能な市場があります。ビットコインの買い方はこちらを参考にしてください。
- 購入額を設定:購入したいUSDTの金額を設定し、希望のレート(成行注文や指値注文)で取引を行います。成行注文では、市場価格で即時にUSDTを購入でき、指値注文では希望する価格まで市場価格が達した場合に注文が成立します。
- 注文を確認:注文内容を確認し、取引を完了します。購入したUSDTはすぐにウォレットに反映されます。
- 購入後の選択肢購入したUSDTは、様々な用途で利用可能です。USDTの利用用途には、以下のような選択肢があります。
- ウォレットに保管:購入後は、BybitのウォレットにUSDTを保管することができます。取引所に保管することもできますが、よりセキュリティを高めるために、専用のハードウェアウォレットやソフトウェアウォレットにUSDTを移すのがいいでしょう。ウォレットに移すことで、ハッキングや取引所の問題から資産を守ることができます。USDTを管理するウォレットはBest Walletがおすすめです。
- 他の仮想通貨との交換:USDTは、多くの仮想通貨取引所で基軸通貨として利用されており、他の仮想通貨と簡単に交換できます。ビットコインやイーサリアム、その他のアルトコインとの取引にUSDTを利用することで、市場の変動をうまく活用した取引が可能です。
- DeFiプロジェクトへの投資:USDTは、DeFプロジェクトでも非常に多く使われています。例えば、仮想通貨エアドロップやUSDTを貸し出して利息を得るレンディング、流動性提供を行って報酬を得る流動性マイニングなど、さまざまな形でUSDTを活用することができます。DeFiのプラットフォーム上でUSDTを運用することで、安定したリターンを得ることも可能です。
まとめ
USDT(テザー)は、仮想通貨市場における安定性を提供する重要なステーブルコインです。仮想通貨取引における価格変動リスクを避けたい場合や、短期的な取引で安定した資産として利用する場合に非常に有効です。今後10年間にわたるTetherの技術革新と金融包摂の取り組みにより、USDTの役割はますます拡大し、多くのユーザーにとって欠かせない存在になると期待されています。
一方で、USDTは価格が安定しているため大きな利益は見込めません。仮想通貨投資で儲けたい方は別の選択肢を考えたほうがよいでしょう。例えば、ビットコインやイーサリアムはもちろん、ミームコインである柴犬コインの購入などはおすすめです。ビットコイン半減期などの仮想通貨の市場動向を観察しながら、適切に投資しましょう。