2024年10月に上場以来の過去最高値を叩き出し、いま最も勢いのあるレイヤー1ブロックチェーンの基軸通貨(ネイティブトークン)として注目を集めているのが、SUI(スイ)という仮想通貨です。その画期的な技術は、イーサリアムやソラナ等の既存のブロックチェーンの課題を解決するとされています。特にDeFi(分散型金融)やゲーム分野での利活用シーンに注目が集まっています。
本記事では、「SUIの価格がどうなるか知りたい…」「SUIの買い方について詳細が知りたい…」といった疑問をお持ちの方のために、技術的な強みや価格動向、将来性や買い方について詳しく解説しています。SUIコインに興味がある方、SUIコインに投資してみたい方はぜひ本記事を参考にしていただければと思います。
仮想通貨SUI(スイ)とは?
暗号資産(仮想通貨)SUI(スイ)は「Sui Network」におけるネイティブトークンです。別名では、SUI CoinやSUI Tokeとも言われます。「Sui Network」はビットコインやイーサリアムなどと同じ、レイヤー1(基盤層)のブロックチェーンで、スマートコントラクトに特化した独自のプログラミング言語「Sui Move」を採用。DeFi(分散型金融)やGameFi分野での開発に適したプラットフォームとして知られています。
また、PoS(Proof of Stake)に独自技術を加えたコンセンサスアルゴリズムを導入。ネットワークの処理速度が非常に早いという特徴があり、今後の動向が注目されています。SUIはCoinbaseやBybitなどの海外の仮想通貨取引所に上場されているほか、国内でもOKコインジャパンなどで購入が可能です。
なお、この記事では混同を避けるため、仮想通貨としてのSUIを「SUI(スイ)」、ブロックチェーンとしてのSUIを「Sui Network」と表記して解説していきます。
仮想通貨SUI(スイ)の基本概要
SUI の基本概要 | |
ティッカーシンボル・通貨単位 | SUI |
ブロックチェーン | Sui Network |
上場年月日 | 2023年5月3日 |
価格 | ¥318.32※ |
時価総額 | ¥879,872,364,475.69(およそ8,800億円)※ |
時価総額ランキング | 18位※ |
総供給量(発行上限) | 100億枚 |
コンセンサスアルゴリズム | DPoS(Delegated Proof of Stake) |
国内取扱取引所 | OKコインジャパン
ビットトレード バイナンスジャパン ビットポイント |
公式サイト | https://sui.io/ |
※2024年10月18日時点、CoinMarketCap調べ
SUI Tokenは、基本的なインフラストラクチャ層であるレイヤー1のブロックチェーンネットワーク「Sui Network」における基軸通貨(ネイティブトークン)です。Sui NetworkはMeta(旧Facebook)の元メンバーが開発し、2023年4月からメインネットが稼働し始めました。
開発言語には「Sui Move」という独自のプログラミング言語が用いられ、PoS(Proof of Stake)に独自技術を加えたコンセンサスアルゴリズムを有します。処理速度が非常に早く、DeFi(分散型金融)、メタバースを展開するゲームなどの分野での活用が期待されています。
2024年10月21日時点のSUIの価格は約320円・時価総額は約8800億円に達し、時価総額ランキングは18位に位置し、上場以来の最高値を記録しており注目を集めています。
仮想通貨SUI(スイ)の特徴
仮想通貨SUIおよびSui Networkは以下の特徴を有します。
- 独自のプログラミング言語「Sui Move」で開発されている
- 安全性と柔軟性に優れている
- トランザクションの効率性およびセキュリティ性が高い
- 高速・低コスト取引を行える
仮想通貨SUIは独自プログラミング言語「Sui Move」で開発されています。Sui Moveのもとになった言語「Move」は、Solana(ソラナ)で採用されている言語「Rust」をベースに、安全性・効率性を改良する形で設計されました。
Moveは、Meta(旧Facebook)が進めていたブロックチェーンプロジェクトであるDiemによって誕生。諸事情によりDiemは2022年に中止となりましたが、当時の開発メンバーは新たにSUIプロジェクトを立ち上げました。彼らはMoveに更なる改良を加え、Sui Moveとして独自に発展させました。その結果、トランザクションの効率性およびセキュリティ性が向上。従来のブロックチェーンよりも安全かつ・高速・低コスト取引を行えるようになりました。
稼げると話題のNFTゲームや、分散型アプリケーション(DApps)の分野において、SUIのプラットフォームは大きな利点を提供すると言われています。
仮想通貨SUI(スイ)の上場以来のチャートと価格分析
出典:CoinMarketCap
年月 | 価格動向 |
2023年5月 | 仮想通貨市場に初上場。上場時の価格はおよそ180円。 |
2023年10月 | 上場以来過去最低値であるおよそ54円で底値を打つ。 |
2024年2月 | 価格が300円に到達。その後一ヶ月ほど下落期間を経る。 |
2024年3月 | 再び価格は上昇に転じ、上場以来最高値(ATH)達成。価格はおよそ329円。2023年10月の底値からおよそ6倍の上昇を見せる。 |
2024年4月~
2024年8月 |
下落基調に転じ、5ヶ月ほど価格が低迷。2024年8月には年内最低額78円まで下落。 |
2024年10月 | 上場以来過去最高値(ATH)のおよそ355円を記録。過去最低額から7倍の上昇、2か月余りで4.5倍の上昇を見せる。 |
2024年10月29日時点の仮想通貨SUIの価格はおよそ290円です。
2023年5月3日の上場後は徐々に価格が下がり続け、2023年10月19日に上場以来過去最低値である54円で底値を打ちました。その後は上昇に転じ、一年後の2024年10月14日に上場以来過去最高値(ATH)の355円を記録し、過去最低額から7倍の上昇を見せています。
ちなみに2009年に誕生した当初のビットコインの価格は1円以下でした。2024年にはビットコインETFの上場なども追い風になり、日本円建ての過去最高値の1100万円に到達。およそ15年かけて1000万倍以上も値上がりを記録したことになります。
このように仮想通貨は長年かけて価格が伸びていくものです。その観点から考えるとSuiは上場からまだ一年半ほどで、まだまだ成長可能性を秘めた新興アルトコインの部類といえます。
Sui Networkは既存のレイヤー1ブロックチェーンによりもはるかに高い処理速度を有し、開発効率性が優れています。このような技術的観点を考慮すると、更なる価格上昇を見せる余地は大いにあります。過去に1000倍以上値上がりした仮想通貨のように、SUIも爆上がりする可能性に期待です。
仮想通貨SUI(スイ)の今後の価格予想
以下に要点をまとめます。
- いったん価格は落ち着いたがまだ上昇の余地はある
- 240円付近でのサポートが固ければ、上昇に期待
- 11月の米大統領選も追い風になる
上記について、順番に詳細を解説していきます。
いったん価格は落ち着いたがまだ上昇の余地はある
2024年8月初旬に今年の最安値78円を記録し、2か月余りで4.5倍の値上がりを記録したSUI。このように、数か月で何倍も価格が上昇するのはアルトコインやミームコイン特有の動きです。
チャートは市場に参加する人々の心理を反映し、価格は目標となる地点まで到達しようとするのが一般的です。そこで、過去同じような値動きがあった際のパターンを見ながら、価格がどこまで到達しそうか予想します。
2023年10月に上場以来最低額の54円で底を打ってから、およそ5カ月後に前回ATHの329円を記録し、その上昇幅はおよそ6倍となっています。今回は78円から355円に上昇しましたが、今回の上昇幅は前回上昇幅の6倍に到達していません。もし前回と同様に底値から6倍の上昇を見せた場合、SUIの価格は460円~470円程度まで到達するため、まだしばらく価格上昇の余地はありそうです。
ただし、ATHを超える度に上昇幅は逓減するのが一般的な仮想通貨の値動きです。次の上昇で460円~470円に一気に到達するの見込みは低いと見ます。とはいえ、目先の上昇フェーズでは到達せずとも、今後数年かけて460~470円を超える確率はかなり高いでしょう。
その場合は一直線に上昇する可能性は低そうです。価格は一般的には上昇・下落を交えながら推移するのが通説であるからです。
これを裏付けるのは、SUIが前回のATH更新時に見せた動きです。2024年2月におよそ300円に到達した後、一ヶ月ほどの下落期間に入りました。その後短い上昇フェーズに転じ、ATHを更新し329円まで価格は伸びました。
2024年10月14日に355円を記録してからは、急激に価格が下落しています。この急落は、SUIのプロジェクトに不安材料があったため価格下落が発生したわけではないと見ています。
仮想通貨の売買で利益を出すためには、買った銘柄が購入時よりも高い価格である必要があります。安い価格でSUIを入手した保有者が、ATHを節目に利益確定をするために売りはじめました。その売り圧力が強いために発生した下落でしょう。
240円付近でのサポートが固ければ、上昇に期待
出典:TradingView
SUI/USDの日足チャートでは、下落続伸中。10月28日には1.6ドル付近(およそ240円、青線の付近)で、下髭が長めの強い反発を見せました。この価格帯は日足レベルで9月下旬と10月上旬に計2回の反発を見せています。ある程度手堅いサポートラインとみなすことができます。
もし240円付近で下落の勢いを止めることができた場合、また1~2ヶ月ほどかけてATHである355円を若干超えるようなシナリオを辿ると見ています。これから1~2カ月間で、240円付近で下落が止まるかどうかに注目です。
出典:TradingView
万が一240円を割ってしまって下落の勢いが止まらない場合、次のサポートとなりうる価格帯は、青線の1ドル付近(およそ150円)と0.75ドル(およそ115円)付近となります。
1.05ドル付近(およそ160円)は2024年8月に2回高止まりした価格帯です。0.75ドル(およそ115円)付近は同じく8月に下げ止まった価格帯であり、直近最安値です。ここまで下がる可能性もあることに留意しましょう。
11月の米大統領選も追い風になる
現在仮想通貨市場は全体的に上昇トレンド中です。仮想通貨市場に大きな影響を及ぼすとみられる11月実施予定の米大統領選に向け、市場の上昇トレンドがまだ続くと予想されます。
自身で暗号資産ビジネスWLFを経営するトランプ前大統領が当選した場合、仮想通貨市場全体に更なる追い風が吹くでしょう。それに伴いSUIの価格も順調に上昇していく可能性があります。
仮想通貨SUI(スイ)の将来性や今後の見通し
ここからは、仮想通貨SUIのもたらす将来性について予想してみます。
①:DeFi市場でのSui Network活用が期待される
DeFi市場でのSUIのTVL(預けられている資産の量)は、2024年9月29日に10億ドルを突破しました。Sui Network上で稼働しているNAVI、Cetus、Suilendなどの主要DeFiアプリケーションがTVLの成長に大きく貢献した模様です。
2023年5月のローンチ以来、SUIはレイヤー1ブロックチェーンの中でトップクラスのTVL成長を見せています。この一年間で、競合のSolana(ソラナ)、Ethereum (イーサリアム)、Avalanche(アバランチ)と比較すると数倍の480%の増加を記録しました。
この背景には、Sui Networkの以下の特徴が関係しています。
- DAppsの開発効率性が優れている
- 処理速度が速い
- セキュリティ性が高い
Sui Networkは仮想通貨市場でのTVL部門において10番目に大きいエコシステムとなりました。今後もSui Network上で新たなDAppsや仮想通貨ICOが生まれた場合は、ネイティブトークンであるSUIの市場はますます拡大していくことでしょう。
②:Sui NetworkでUSDCが発行されたことによるSUIの価格上昇への期待
米ドルステーブルコインUSDCの発行元であるCirclel社は、2024年10月8日USDCのネイティブ版トークンがSui Networkで発行されたことを発表しました。これはSui Network上でドルベースの取引をしやすくなることを意味しています。今回のUSDC導入により、開発者は米ドルステーブルコインをアプリで活用できるようになりました。
Sui Network上ではすでにDeFi・GameFi・NFTなどといった様々な分野のDAppsが展開しています。USDC導入によりさらにSui Networkの活用が広がることでしょう。
またCirclel社は、USDCのクロスチェーン転送プロトコル(CCTP)のSui Network上での導入予定を発表。CCTPはイーサリアム(Ethereum)、Solana(ソラナ)、ポリゴン(Polygon)、アバランチ(Avalanche)、アービトラム(Arbitrum)などに対応しています。今後は、上記で挙げた他ブロックチェーンにUSDCをより安全に・より早く・より安く転送することが可能になります。
これにより、Sui Networkにより多くのユーザーが参入してくることが見込まれます。CCTP導入により、ブロックチェーンの枠を超えたエコシステムを形成しやすくなるためです。今後もUSDCのように影響力の大きいトークンがSui Networkに対応していけば、SUIの価格動向にも良い影響があるでしょう。
仮想通貨SUI(スイ)の技術的強み
ここからは、Sui Networkの技術的強みを解説します。
Sui Networkでは、オブジェクトモデルと呼ばれるプログラムと関連するデータをまとめたオブジェクトを、ひとつのモデルとして把握する考え方を採用しています。Sui Network上では仮想通貨やNFTなどのすべてのデータが「モノ」のように扱われることになります。
他のブロックチェーンの課題である開発効率性・スケーラビリティ問題・セキュリティ問題を解決しています。以下より、Sui Networkによる既存ブロックチェーンの課題解決策を確認してみましょう。
①:ブロックチェーン開発効率性の改善
イーサリアムは、専用言語である「Solidity」により開発されています。しかし、Solidityは仕組み上、プログラムにコードバグ(開発者が意図しない動作)が起こりやすいとされています。
また、ソラナでは「Rust」という汎用プログラミング言語をしています。Rustはブロックチェーン用に作られておらず汎用的なプログラミング言語であるため、以下のような問題が発生します。
- ブロックチェーン用のプログラムを書くと、コードが長くなる
- プログラムの作成や修正に手間がかかる
- バグが起こりやすくなる
- 処理速度が落ちる
一方、Sui Networkで使用されている「Sui Move」は、Sui Networkを効率よく稼働させるために開発された言語です。コードを少なく、バグを少なく、開発時間を短くすることに成功しています。
②:スケーラビリティ問題(処理速度問題)の解決
イーサリアムでは、Account/Balanceモデルと呼ばれる仕組みで取引を処理しています。
このモデルでは、取引前後に矛盾が発生しないよう、一つ一つ順番にプログラムが書かれています。取引が行われるたび、取引に参加しているユーザーのアカウント状態を順番に上書きします。上書きの際はデータの足し算・引き算をしてデータ全体を更新するイメージです。
すべての取引について同時並行で処理できないので、処理にかかる負荷は増大します。処理速度はすぐに頭打ちになり、取引量が多くなるほど処理速度は低下してしまします。(=スケーラビリティ問題)
一方、オブジェクトモデルを採用しているSui Networkでは、イーサリアムとは違ったアプローチで処理速度を高めています。その内容は、すべてのデータを「オブジェクト」として独立させ、取引状態を更新させることです。
これは、取引に参加しているユーザーのオブジェクトの中身が、同時並行的に更新されていくイメージです。並行処理が可能であるため、処理速度の高速化に成功しました。
③:セキュリティ問題の解決
イーサリアムで採用されているSolidity やソラナで採用されているRustは、Sui Moveに比べコードが長くなる傾向にあります。ブロックチェーン上のスマートコントラクトが意図したとおりに動作しない問題が発生します。
悪意のあるハッカーは、この脆弱性をつき資産を盗もうするため、ハッキングリスクが高まってしまいます。2016年に発生した被害額約52億円のハッキング事件(The DAO事件)も、Solidityのコードバグを悪用したものだと言われています。
その点Sui Moveではコードが少なく済み、スマートコントラクト上のバグ発生率も低下させています。他のブロックチェーンに比べセキュリティ面にも強みがあると言えるでしょう。
また、オブジェクトモデル採用により、言語レベルで各オブジェクトの所有権やアクセス権限が明確に定義されています。取引に関係のないユーザーによる介入は事実上不可能となりました。意図せず資産の所有権限が他人に移ることがない仕組みになっています。
仮想通貨SUI(スイ)の市場での位置付けと競合
Sui Networkの競合候補のレイヤー1ブロックチェーンとして、以下のプロジェクトが挙げられます。
SUIの競合ブロックチェーン | ||
プロジェクト名 | 基軸通貨 | 特徴 |
Ethereum(イーサリアム) | ETH | スマートコントラクトプラットフォーム |
Solana(ソラナ) | SOL | 高速なトランザクション処理が特徴 |
Avalanche(アバランチ) | AVAX | 複数のサブネットをサポートし、スケーラビリティが高い |
Aptos(アプトス) | APT | SUIとの共通点が多い |
Sui Networkと同様にMeta(旧Facebook)の元メンバーにより開発され、2022年10月にメインネットを稼働し始めた「Aptos(アプトス)」は以下のような共通点が多いため、競合関係にあると言えるでしょう。
- DeFi、NFT、待望のメタバース銘柄が数多く展開するGameFiなどでの活用を目的とする
- プログラミング言語「Move」をベースに開発されている
- スマートコントラクトの開発効率性に優れている
- Web3.0アプリケーションの基盤構築を担う
両プロジェクトともに、既存のブロックチェーンの課題を解決する次世代のレイヤー1ブロックチェーンとして開発されました。Sui NetworkとAptosの競争は、どちらのブロックチェーンが開発者とユーザーを多く獲得できるかにかかっています。
Aptosのネイティブトークンである「APT」は時価総額ランキングでいうと2024年10月現在で22位です。時価総額ランキング18位のSuiと時価総額も近いため、市場でのシェア争いが注目されています。
その他レイヤー1ブロックチェーンの競合としてイーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、アバランチ(AVAX)が挙げられます。これらのブロックチェーンはSui Networkよりも先行して市場に参入しているため、すでに多くのユーザーと開発者を獲得しています。
ただし、Sui Networkはほかのブロックチェーンに比べ高い処理速度と安全性および単純かつ直感的でわかりやすいデータ処理システムを実現しています。このオブジェクトモデルの利点を以って競合に抜きんでる必要があり、今後の進捗に期待がかかっています。
SUI仮想通貨の購入方法
OKコインジャパンでの口座開設
リンクからOKコインジャパンページに移動し、「いますぐ口座開設」をクリックします。
日本円を入金する
口座開設後に、ホームページ右上にある「資産管理」より「日本円入金」をクリックします。
画面推移後のページに、振込先が記載されているので、内容を確認のうえ振込みします。
SUIを購入する
画面上部の「取引所」をクリック後、左側の検索窓に「SUI」を入力し、画面にSUI/JPYのチャートを表示させます。「SUIを購入」、注文タイプは「成行注文※」、必要分の金額を入力後に購入します。
※成行注文とは、注文時に売買価格を指定せず、必要な数量のみを指定して注文する方法です。その他の注文方法として「指値注文」があります。ただし、価格を指定する必要があり即座に購入できないため、いますぐ欲しい方は「成行注文」を選択しましょう。
購入したSUIを仮想通貨ウォレットに送金する
取引所で購入した仮想通貨は、取引所に預けっぱなしにしておくのは、セキュリティの観点から賢明とは言えません。なぜなら、取引所はハッキング被害に遭うリスクがあるためです。
大切な暗号資産を守るために、メタマスクなどの仮想通貨ウォレットで保管しましょう。
送金の際は、ホームページ右上にある「資産管理」より「暗号資産出庫」をクリックします。
推移先のページで、資金移動したい仮想通貨の種類、量、送金先のウォレットのアドレス等を入力し、出金申請をします。
2024年10月時点で、仮想通貨SUIを購入できる代表的な取引所は以下の通りです。
仮想通貨の買い方がわからない方向けに、SUIを比較的簡単に購入できる「OKコインジャパン」での購入方法をステップバイステップで解説します。OKコインでは当メディアおすすめの仮想通貨を購入する事も可能なため、ぜひ参考にしていただければと思います。
仮想通貨SUI(スイ)の投資リスクと注意点
ここからは、仮想通貨SUIを購入する際のリスクおよび注意点について説明します。
SUI仮想通貨の投資リスク
仮想通貨SUIを購入する際は、SUIは上場してまだ間もなく、新たな問題に直面した場合に価格が下落する可能性を踏まえる必要があります。2023年5月の上場から一年半ほど経過したばかりの新興プロジェクトということもあり、将来的に以下のような問題に直面する可能性があります。
- ユーザー数の増加によるネットワーク混雑
- 新たなセキュリティの脅威に直面する
- 開発中に見つからなかった課題が生まれる
上記のようなケースが発生した場合、大きな下落が起こるリスクがあります。Sui Networkは処理速度が強みではありますが、競合ブロックチェーンに関しても、レイヤー2の利用等で課題は解決されつつあります。この場合、Sui Network独自の強みを生かしきれずに、競合ブロックチェーン間で競争負けしてしまう可能性を考慮しておきましょう。
SUI仮想通貨を購入する際の注意点
Sui Network上でアプリケーションを使用したり仮想通貨を売買する場合は、以下のコストがかかる点に留意する必要があります。
- ブロックチェーン上での取引時に発生する手数料(ガス代)
- 取引データ保存時にかかる「ストレージ使用料」
SUIはその他のブロックチェーンと違い、データ保存時にストレージ使用料が発生します。ストレージ使用料は取引データの量に比例し、データ量が多くなるほど高くなります。
例えば、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、リップル(XRP)をはじめと多くの仮想通貨は、ブロックチェーン上で取引を行った際はガス代のみ課金され、ストレージ使用料を支払う必要がありません。
こういった理由から、Sui Networkは他の多くのブロックチェーンよりもコストがかかる可能性があるため、注意しましょう。
まとめ
本記事では、注目のレイヤー1ブロックチェーンであるSui NetworkおよびネイティブトークンであるSUIについて、主な特徴、技術的強み、将来性の観点から解説し今後の価格動向について予測しました。
SUIはSui Networkのネイティブトークンであり、Sui NetworkはMeta(旧Facebook)の元メンバーによって開発された次世代レイヤー1ブロックチェーンです。
Sui Networkでは独自言語「Sui Move」や「オブジェクトモデル」とよばれる技術を導入しています。こうした技術は、既存のブロックチェーンにおける開発効率性・処理速度・セキュリティの課題を解決するものです。Sui Network上でDeFi、NFT、GameFiなど多岐にわたる分野での活用を目的として採用されました。
革新的な技術で他のブロックチェーンの課題解決を図ったことにより、DeFi市場でのSUIのTVL(総預け入れ資産)は上場以来大きな成長を見せました。Sui Network上でのUSDC発行などの要因によりSUIのエコシステムはますます拡大していくものと考えられます。今後のさらなるSUIの進化に期待しましょう。