暗号資産(仮想通貨)業界では、安全に資産を管理できるウォレットを使用するのが賢明です。そこで人気あるウォレットがメタマスク(MetaMask)。ユーザーフレンドリーで初心者からも絶大な人気を誇っています。
しかし、中には以下のような疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか。
- メタマスク(MetaMask)って本当に安全?
- メタマスク(MetaMask)の使い方がいまいちわからない。
そこでこの記事ではメタマスクについて解説します。メタマスクは正しく使用すれば安全に仮想通貨を保管できる一方で、正しく使用しなければ詐欺に遭って資産を失う可能性があります。それでは、メタマスクの特徴や安全性、登録方法、注意点を見ていきましょう。
メタマスク(MetaMask)とは?
メタマスク(MetaMask)とは、イーサリアム(Ethereum)ブロックチェーンをベースにした人気の仮想通貨ウォレットのこと。DApps(分散型アプリケーション)との接続も容易に行えるツールです。メタマスクはウェブブラウザの拡張機能やモバイルアプリで簡単に利用できます。ユーザーはイーサリアムやそのトークン(ERC-20、ERC-721など)を安全に保管し、DeFi(分散型金融)サービスやNFTマーケットプレイスにアクセスできます。
また、仮想通貨ICO(Initial Coin Offering)に参加する際にもメタマスク(MetaMask)が必要となる場合が多く、仮想通貨の新規発行に投資するための主要な手段の1つとなっています。
メタマスク(MetaMask)の特徴は、ユーザーが完全に自分の秘密鍵を管理できる点。中央集権的な取引所やウォレットと異なり、資産の真の所有者はユーザー自身であるということ。加えて、メタマスクは直感的なUI(ユーザーインターフェース)を採用しているため、初心者でも容易に使いこなせる点が魅力です。
メタマスク(MetaMask)の基本情報 | |||
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提供開始 | 2016年(ConsenSysにより開発) | ||
対応プラットフォーム | Webブラウザ(Chrome、Firefox、Brave、Edge)、モバイルアプリ(iOS、Android) | ||
対応ブロックチェーン | Ethereum、BNB Smart Chain、Polygon、Avalanche、Fantom など多数 | ||
主要機能 | 暗号資産(仮想通貨)の送受信、DAppsとの接続、トークンスワップ、NFTの管理 | ||
セキュリティ | 秘密鍵はローカルに保存、シードフレーズによるバックアップ | ||
利用者層 | 初心者から上級者まで、特にDeFiやNFTに関心のあるユーザー | ||
料金 | 無料(ただし、トランザクションにはガス代が必要) |
メタマスク(MetaMask)の機能と特徴
メタマスクは他の仮想通貨ウォレットと比べて、多機能かつ柔軟性に富んでいます。特に以下のような機能から、おすすめの仮想通貨を管理するにはうってつけのウォレットとなっています。
- DAppsとのシームレスな接続
- 非管理型ウォレット
- 多様なブロックチェーン対応
- トークンスワップ機能
- オープンソースと拡張性
- ハードウェアウォレットとの連携
- モバイルアプリの柔軟性
それぞれをもう少し詳細に解説します。
DAppsとのシームレスな接続
ウォレット内で直接Webブラウザと連携し、イーサリアムやその他のブロックチェーン上のDAppsにアクセスできます。例えば、UniswapやAaveなどのDEX(分散型取引所)でトークンの取引や流動性提供を行ったり、NFTマーケットプレイスでアート作品を購入したりする際に、メタマスクを使用して即座に接続可能です。
さらに、仮想通貨のエアドロップにもメタマスクは多く利用されます。エアドロップで配布されるトークンを受け取る際には、メタマスクのようなイーサリアム互換のウォレットが必要となることが一般的です。使いやすいインターフェースで、初心者でも簡単に参加できます。
非管理型ウォレット
メタマスクは、ユーザーが秘密鍵を自身で管理する非管理型ウォレットです。多くの中央集権型取引所とは異なり、資産の所有権はユーザー自身にあります。秘密鍵やシードフレーズはローカルデバイスにのみ保存され、メタマスクや第三者と共有されることはありません。
ユーザーが完全に自分の資産をコントロールできるため、万が一メタマスクのサーバーがダウンした場合でも、資産を失うリスクは少なくなります。ただし、ユーザーが秘密鍵やシードフレーズを紛失すると、アカウントの復元ができなくなるため、管理には注意が必要です。
多様なブロックチェーン対応
メタマスクはデフォルトでイーサリアムネットワークに対応していますが、他にもBNB Smart Chain、Polygon、Avalanche、Fantomなど、複数のブロックチェーンへ接続できます。特に、異なるブロックチェーン上でのトークン取引やNFTゲームを利用したいユーザーにとって便利です。また、カスタムRPC(Remote Procedure Call)を使って、新しいネットワークを追加することも可能。今後登場する新たなブロックチェーンにも柔軟に対応できるため、ユーザーは自身の好みの応じて利用できます。
仮想通貨のプレセールに参加する際も、MetaMaskは多くのプロジェクトで必須となっています。プレセールでは、新しい仮想通貨を購入し、そのトークンをMetaMaskウォレットに直接受け取ることが一般的。対応するブロックチェーンに合わせて、MetaMaskを適切に設定しておくことが重要です。
トークンスワップ機能
メタマスクは内蔵されたトークンスワップ機能、MetaMask Swapによりウォレット内で異なるトークンを直接交換することができます。従来であれば、UniswapやSushiSwapなどの分散型取引所にアクセスしてトークンの交換を行う必要がありましたが、メタマスク内で完結するため時間や手間を大幅に削減可能。例えば、数多くの海外仮想通貨取引所で基軸通貨となっているUSDT(テザー)の他にも、ミームコインなどともスワップできるため非常に便利です。
また、複数の流動性ソースを検索して最も有利なスワップレートが自動で提示されるため最適な取引が可能。手数料もウォレット内で事前に確認できるため、トランザクションもスムーズに行えます。
オープンソースと拡張性
メタマスクはオープンソースのプロジェクトであるため、開発者やセキュリティ専門家がコードを監査可能です。オープンソースであることにより、世界中の開発者が機能を追加したり、セキュリティを強化したりすることができ、常に最先端のウォレットであり続けています。
「MetaMask Snaps」という拡張プラットフォームにより、他のブロックチェーンやプロトコル、追加機能が導入されやすく、ウォレットのカスタマイズやアップグレードが可能です。Snapsによって、今後さらに多くのサービスや機能が統合されることが期待されています。
ハードウェアウォレットとの連携
メタマスクは、LedgerやTrezorといったハードウェアウォレットと連携可能です。他のウォレットよりもさらに高いレベルのセキュリティ環境が整っています。ハードウェアウォレットは秘密鍵を物理的に保護し、インターネットから完全に隔離されているため、オンライン攻撃に対して非常に強固です。大量の資産を管理するユーザーや、高いセキュリティを求めるユーザーにはうってつけの仮想通貨ウォレットとなっています。
モバイルアプリの柔軟性
メタマスクは、iOSおよびAndroid向けのモバイルアプリも用意しています。ユーザーは外出先でも資産の管理や取引を行うことが可能です。モバイルアプリには内蔵のDAppsブラウザがあり、DeFiやNFTプラットフォームへのアクセスが一貫してシームレス。モバイルアプリはデスクトップバージョンと同期し、どちらからでも同じウォレットを利用できるため、利便性が高いです。
メタマスク(MetaMask)の使い方/始め方【スマホ】
メタマスクアプリのインストール
iOSユーザーはApp Store、AndroidユーザーはGoogle Playストアからメタマスクアプリをダウンロードします。「メタマスク」と検索し、ConsenSysが開発した公式アプリを見つけてインストールします。ウォレットの作成
アプリを起動し、「新しいウォレットを作成」を選択します。利用規約に同意した後、ウォレットの保護に使うパスワードを設定します。パスワードは後でウォレットを開く際に必要なので、忘れないようにしてください。
次に、シードフレーズ(12単語のフレーズ)が表示されます。シードフレーズはウォレットのバックアップ用で、失った場合は資産の復元が不可能になります。シードフレーズは必ず安全な場所に保存し、他者に知られないようにしましょう。ウォレットのバックアップと確認
シードフレーズを保存した後、確認画面でフレーズを正しく入力してバックアップが完了します。このステップを飛ばすと後でウォレットを復元できないので、注意が必要です。仮想通貨を追加
メタマスクウォレットのホーム画面が表示されます。イーサリアム(ETH)やその他のアルトコインをウォレットに追加可能です。ウォレットのアドレスは「受信」ボタンを押すことで確認でき、外部の取引所や他のウォレットから仮想通貨を送金できます。DAppsへの接続
メタマスクモバイルアプリには内蔵のDAppsブラウザがあります。「ブラウザ」タブからUniswapやOpenSeaなどのDAppsにアクセスし、仮想通貨を取引したり、NFTを購入したりできます。トランザクションの確認
送金やDAppsとのやり取りを行う際、トランザクション内容を確認し、ガス代(手数料)を選択します。必要に応じて手数料を調整し、取引を完了させます。
スマホでメタマスクを使用する場合、まずはアプリをインストールし、ウォレットを作成する必要があります。モバイルアプリでも仮想通貨の管理や取引が簡単に行え、特に、メタバースに参加する際にも、簡単にアイテム購入や取引が可能です。
ここでは、iOSおよびAndroidデバイス向けのメタマスクモバイルアプリの使い方を解説します。
メタマスク(MetaMask)の使い方/始め方【PC】
メタマスク拡張機能のインストール
使用しているブラウザのウェブストアにアクセスし、「メタマスク」を検索します。ConsenSysが開発した公式拡張機能を見つけ、インストールします。
Chromeの場合はChromeウェブストアからダウンロードし、Firefoxの場合はMozillaアドオンストアから取得可能です。ウォレットの作成
拡張機能をインストール後、ブラウザのツールバーにメタマスクのアイコンが表示されます。このアイコンをクリックし、「ウォレットの作成」を選択します。パスワードを設定し、利用規約に同意します。スマホ版と同様に、シードフレーズ(12単語のバックアップフレーズ)が表示されるため、安全な場所に記録して保管します。ウォレットのバックアップと確認
シードフレーズを保存した後、確認のためシードフレーズを再入力するよう求められます。正しく入力すれば、ウォレットのバックアップが完了します。仮想通貨を追加
ウォレットのダッシュボードにアクセスすると、イーサリアムがデフォルトで表示されます。イーサリアムを外部の取引所やウォレットから送金したい場合、ウォレットのアドレスを取得し、送金を行います。また、ERC-20トークンやERC-721(NFT)を追加することも可能です。DAppsとの連携
メタマスクは、ブラウザ拡張機能としてWeb3.0対応のDAppsと連携します。例えば、UniswapやSushiSwapなどのDeFiサービス、OpenSeaやRaribleといったNFTマーケットプレイスにアクセスすると、メタマスクが自動的に接続を求めてきます。接続を許可すると、DApps内でウォレットを使って取引を行えます。トランザクションの確認と送信
DAppsを使って取引を行う際、メタマスクがトランザクションの詳細を表示します。ここでガス代を確認し、速さを選んで取引を送信します。取引が完了すると、トランザクション履歴に記録されます。
PCでメタマスクを利用するには、ブラウザ拡張機能をインストールし、ウォレットを作成します。以下は、Google Chrome、Firefox、Brave、Edgeなどに対応したメタマスクの使い方を解説します。
PC版メタマスクはブラウザ拡張機能のため、DAppsとの連携が特にシームレスで、よりスムーズなWeb3.0体験が可能です。
メタマスク(MetaMask)に送金する方法
メタマスクウォレットアドレスを確認
メタマスクを開き、送金先となるウォレットのアドレスを確認します。PCの場合は、ブラウザの拡張機能アイコンをクリックし、モバイルの場合はアプリを開きます。ウォレット画面の上部に、アカウント名と一緒に長い文字列のウォレットアドレスが表示されます。このアドレスをコピーします。メタマスクのアドレスはすべてのイーサリアムネットワークや他のサポートされているネットワークに対応しています。外部の取引所や他のウォレットで送金の準備
仮想通貨を送金したい取引所やウォレットにログインします。送金したい通貨(例:イーサリアム、ERC-20トークンなど)を選択し、「送金(withdraw)」または「引き出し」を選びます。「送金先アドレス」フィールドに、メタマスクでコピーしたウォレットアドレスを入力します。ネットワークの選択
イーサリアム(ERC-20)ネットワークや、BNB Smart Chainなどのネットワークを正しく選択します。送金元のネットワークがメタマスクでサポートされていることを確認し、誤ったネットワークを選択すると資産が失われる可能性があるので注意が必要です。送金額を入力
送金したい金額を入力します。送金手数料(ガス代)が引かれる場合があるので、正確な金額を確認してください。確認と送金実行
送金内容を確認し、送金手数料やアドレスに間違いがないか再チェックします。すべて問題なければ、「送金」をクリックしてトランザクションを実行します。送金完了の確認
送金が完了するまでに数分から数十分かかることがあります。トランザクションがブロックチェーン上で確認されると、メタマスクに資産が反映されます。ウォレット画面で残高を確認しましょう。
メタマスクに例えばイーサリアムなどの仮想通貨を送金する方法は、比較的簡単で、外部の取引所や他のウォレットから送金できます。まず事前にメタマスクに送るためのイーサリアムを購入しておく必要があります。
その後、コインチェックなどの取引所からメタマスクへの送金方法は以下の通りです。
メタマスク(MetaMask)から送金する方法
メタマスクを開く
PCの場合はブラウザの拡張機能、スマホの場合はアプリを開き、送金したいネットワーク(イーサリアムやBNB Smart Chainなど)が選択されていることを確認します。送金を開始
メタマスクのウォレット画面で、「送信」ボタンをクリックします。これはPCでもモバイルでも同様です。送金先アドレスを入力
送金先となるウォレットや取引所のアドレスを入力します。送金する前に、送金先のウォレットアドレスが正しいか慎重に確認しましょう。誤ったアドレスに送金すると、資産が失われる可能性があります。送金するトークンと金額を選択
送金したい仮想通貨やトークンを選択し、送金額を入力します。イーサリアムやERC-20トークン、または柴犬コインなどその他のトークンを指定できます。画面に表示された手数料(ガス代)を確認し、送金額に影響を与えないように調整してください。トランザクション内容の確認
入力内容(送金先アドレス、送金額、手数料)が正しいかを確認し、「次へ」または「確認」をクリックします。内容が正しければ、送金トランザクションを実行します。ガス代の選択
トランザクション速度に応じてガス代を選択できます。ガス代が高いほど、トランザクションが早く完了します。標準的な速度でも問題なければ、そのままの設定で続行できます。送金完了の確認
送金が完了するまで数分程度かかることがあります。ブロックチェーン上でトランザクションが確認され次第、取引先のウォレットや取引所で受け取りが確認できます。また、メタマスク内のトランザクション履歴で、送金の進行状況を確認できます。
メタマスクから他のウォレットやコインチェックなどの取引所に仮想通貨を送金する方法も、いくつかの簡単なステップで行えます。こちらもイーサリアムやERC-20トークン、または他のサポートされているネットワークのトークンを送金できます。
メタマスクを使っての送金はシンプルなプロセスですが、送金先のアドレスやネットワーク設定には細心の注意が必要です。
メタマスク(MetaMask)利用時の注意点
メタマスクは安全性の高い強力な仮想通貨ウォレットですが、利用時にはいくつかの注意点があります。特に、ブロックチェーンやトークンの互換性、詐欺(スキャム)へのリスクなどに気を付けることが重要です。
- 全ブロックチェーン対応ではない
- スキャムコインに注意
- アドレスポイズニング
- シードフレーズと秘密鍵の管理
- フィッシングサイトや偽アプリに注意
メタマスクを安全に使用するためには、上記5つの注意点を常に意識することが大切です。特に仮想通貨の世界では自己責任が基本となるため、資産の管理に関しては慎重に対応しましょう。それではそれぞれもう少し詳しく解説します。
全ブロックチェーン対応ではない
メタマスクはイーサリアムをはじめ、BNB Smart ChainやPolygon、Avalancheなど、多数のブロックチェーンに対応していますが、すべてのブロックチェーンに対応しているわけではありません。メタマスクでは特定のブロックチェーンやトークン(ビットコイン、リップルなどの独自ネットワーク上の資産)を管理することはできません。
例えば、ビットコインはメタマスクの標準的な設定では管理できませんが、ビットコインを購入して、イーサリアムに「ラップ」する形式のトークン(Wrapped Bitcoin:WBTC)であればイーサリアムネットワーク上で管理可能です。利用したいブロックチェーンがメタマスクに対応しているかを確認し、必要に応じてカスタムRPCを追加するなどの設定が求められる場合があります。
スキャムコインに注意
メタマスクを利用する際、詐欺的なコイン(スキャムコイン)に気を付けることが非常に重要です。スキャムコインは見た目は合法的な仮想通貨と同様に見えますが、実際には無価値で、取引が不可能だったり、送金してしまうと資産を失う危険があります。特に、新しい仮想通貨や未知のプロジェクトに投資する際は、プロジェクトの正当性を調査して十分な情報を得た上で参加することが重要です。
スキャムコインに対しては、以下のような対策を取るようにしましょう。
- トークンの正当性を確認する:トークンのコントラクトアドレスを信頼できるソース(公式サイトや信頼性のある取引所など)から取得し、メタマスクに手動で追加する。
- 不審なトークンは無視する:知らないトークンが勝手にメタマスクに表示されることがありますが、エアドロップ詐欺の可能性があります。不要なトークンを受け取った場合は絶対に取引しないでください。
アドレスポイズニング
「アドレスポイズニング(Address Poisoning)」は、新たなセキュリティリスクであり、詐欺師がウォレットの送金履歴を悪用する方法です。攻撃者は、被害者が過去に使った送金アドレスに非常に少額のトークンを送信し、詐欺的なアドレスと混同させることで誤って自分のアドレスに資産を送らせようとします。
アドレスポイズニングのリスクを防ぐためには、常に送金先アドレスを慎重に確認し、過去の履歴や「最近の送金アドレス」を頼りにせず、信頼できるアドレスを手動で確認・入力することが大切です。また、送金の際は必ずアドレス全体を再確認し、間違いがないか確認しましょう。
シードフレーズと秘密鍵の管理
メタマスクは非管理型ウォレットであり、シードフレーズや秘密鍵をユーザーが完全に管理します。これらの情報を他人に知られたり、紛失したりすると、ウォレットの復元や資産のアクセスが不可能になります。
シードフレーズと秘密鍵の管理に対しては、以下のような対策を施すようにしましょう。
- シードフレーズは安全に保管する:オンライン上に保存することは避け、紙に書いて安全な場所に保管するなど、物理的に保護するのが最適です。
- 第三者に絶対に共有しない:公式サポートやその他の人物がシードフレーズを要求することはありません。どんな理由であれ、シードフレーズを他者に教えないようにしてください。
フィッシングサイトや偽アプリに注意
メタマスクを使用していると、偽サイトやフィッシングサイトに誘導されるリスクもあります。これらのサイトは正規のメタマスクやDAppsに似せて作られており、ユーザーのシードフレーズや秘密鍵を盗むことが目的です。フィッシング詐欺に遭わないために、以下2点のポイントに注意するようにしましょう。
- 正規のサイトやアプリのみを使用する:公式のメタマスクウェブサイトやアプリストアからのみダウンロードしてください。
- URLを確認する:DAppsや取引所にアクセスする際は、URLが正しいか確認し、不審なリンクをクリックしないようにしましょう。
まとめ
メタマスク(MetaMask)は、仮想通貨ウォレットとして将来性のあるイーサリアムエコシステムでの利用に適しています。DAppsやDeFiサービス、NFTマーケットプレイスに簡単にアクセス可能です。ユーザーフレンドリーなインターフェースと、秘密鍵を自分で管理できる非管理型ウォレットの仕組みにより、初心者から上級者まで幅広い層に支持されています。
また、モバイルアプリやブラウザ拡張機能を通じて、柔軟にどこからでも利用可能。トークンスワップ機能やハードウェアウォレットとの連携など、セキュリティと利便性を高める多彩な機能も魅力です。
ただし、利用する際にはスキャムやフィッシング詐欺、秘密鍵の管理などに十分注意が必要となります。自己管理が基本となる仮想通貨の世界では、利用する際に十分な知識と警戒心を持つことが、安全な資産管理への第一歩です。