Blueskyは12日、アメリカ大統領選挙後の1週間で70万人以上の新規ユーザーを獲得し、総ユーザー数が1450万人を突破したと発表した。
これは9月の900万人から大幅に増加しており、テスラのイーロン・マスクCEOが所有するプラットフォーム、Xの代替手段を求めるユーザーによるものと考えられる。
Xからのユーザー離れがBlueskyの成長を牽引
Blueskyは、元Twitter(現X)の共同創業者であるジャック・ドーシーによって発案された分散型SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)です。
Blueskyのローズ・ワンCOOによると、新規ユーザーのほとんどはアメリカからだという。
Bluesky gained more than 700,000 new users in the last week and now has more than 14.5 million users total.
– The Verge— World of Statistics (@stats_feed) November 12, 2024
BlueskyはもともとX内部のプロジェクトだったが、2022年に独立した企業となり、ジェイ・グラバーCEOが率いている。
9月には、ブラジルの裁判所がXを一時的に禁止したことを受け、Blueskyは3日間で100万人のユーザーを獲得。
ブラジルの無料iPhoneアプリチャートで1位を獲得するなど、急速に成長を遂げている。
10月24日にはXがブロック機能を変更し、ブロックしたユーザーからの投稿が表示されるようになったことをきっかけに、1日で50万人がBlueskyに流入した。
アメリカ大統領選挙後には、Xにおけるヘイトスピーチや偽情報拡散の増加を受け、シンガーソングライターのテイラー・スウィフト氏のファンコミュニティなど多くのユーザーがXを離れ、Blueskyへと移行している。
新機能でユーザーエクスペリエンス向上
Blueskyは、ユーザーエクスペリエンス向上のため、様々な新機能を導入している。
カスタムフィード、スターターパック、固定投稿、ビデオサポート、ダイレクトメッセージングなど、ユーザーがより快適に利用できるような機能が充実している。
AppleのアメリカApp Storeのソーシャルネットワーキングセクションでは、Threadsに次ぐ2位を維持しているBluesky。
11月現在、Threadsの月間アクティブユーザー数は8月の2億人から2億7500万人に増加しており、ソーシャルメディア業界の競争は激化している。