アップルは15日、次世代のiPad miniを発表した。新モデルはAI機能「Apple Intelligence」に対応し、最新のA17 Proチップを搭載することで大幅な性能向上を実現している。
AIに最適化された新型iPad miniの特徴
新しいiPad miniは、8.3インチのLiquid Retinaディスプレイを採用しながら、コンパクトなデザインを維持している。カラーバリエーションは4色展開で、新色のブルーとパープルが追加された。
価格は128GBモデル(Wi-Fiモデル)が78,800円からとなっており、前モデルの2倍のストレージを標準搭載している。Wi-Fi + Cellularモデルは649ドル(約94,800円)から。256GBと512GBの容量オプションも用意されている。
A17 Proチップがもたらす性能向上
新型iPad miniに搭載されたA17 Proチップは、前世代と比較してCPU性能が30%、GPU性能が25%向上している。この性能向上により、より高度なAI処理や、グラフィック性能を必要とするアプリケーションの実行が可能になった。
Apple Intelligenceがもたらす新機能
Apple Intelligenceは、アップルが開発した個人向けAIシステムだ。ユーザーのプライバシーを保護しながら、個人のコンテキストを理解し、関連性の高い情報を提供する。
Apple Intelligenceの主な機能には以下のようなものがある。
- ライティングツール:メール、メモ、Pagesなどのアプリで文章を洗練させる機能
- Siri の改善:より自然な言語理解と、システム全体との深い統合
- 写真アプリの強化:テキストプロンプトを使った動画作成や、写真の背景にある不要なオブジェクトを削除する機能
これらの機能は10月以降、iPadOS 18.1のソフトウェアアップデートで米国から段階的に提供される予定だ。
What’s new with the iPad mini 7:
🌈 New blue and purple colors
⚡️ Faster A17 Pro chip
🧠 Apple Intelligence support
🛜 Wi-Fi 6E support
📡 Bluetooth 5.3 support
🤳 12MP camera with Smart HDR 4
✏️ Apple Pencil Pro support
🔌 Faster USB-C port (with USB 3 speeds)
🗄️ New 128GB… pic.twitter.com/EGp2MA2wdK— Apple Hub (@theapplehub) October 15, 2024
今後の展望
アップルは今後、ChatGPTとの統合や、Apple Pencilを使って簡単なスケッチを洗練された画像に変換する「Image Wand」機能など、さらなるAI機能の拡充を計画している。
これらの機能が実現すれば、iPad miniはクリエイティブワークやビジネスシーンでより一層活用されることになるだろう。
新型iPad miniは10月23日に発売予定で、本日から予約受付が開始されている。AI時代に対応した次世代タブレットとして、多くのユーザーの注目を集めそうだ。